肌寒くなり、秋の足音が近づいてきましたね。
秋といえば「芸術の秋」。
そんな秋には我々SAPの1年間の作品が評価される、GOOD DESIGN賞発表があります!
1957 年に創設されたGOOD DESIGN賞は、『Gマーク』とともに広く親しまれています。
※日本での認知度は8割超!
2025年度GOOD DESIGN賞の結果,下記3作品が受賞しました!!
「阿佐ヶ谷アパートメント」
「ガーデンテラス千歳烏山」
「SENDAGAYA TERRACE」
これにより、SAPとしては、受賞は「12年連続30作品」となります。
また、今年はSAPだけでなくシマダグループの吉川醸造も下記1作品受賞しました!
「一生使える一升びん」
という冷蔵庫のドアポケットに収まるデザインの一升瓶です。
シマダグループとしては、「12年連続31作品受賞」という結果となりました!
1年間のシマダグループとしての仕事がこういう形で評価されて喜ばしい限りです。
以下、それぞれの作品に関して概要をご紹介いたします!
□「阿佐ヶ谷アパートメント」
▼作品概要:
都心部に建つ、ワンルーム主体の集合住宅の計画。周囲は路地の多い密接した住宅街で、敷地内に路地を引き込み、街並みと調和するボリュームとした。さらに、建物を機能ごとに平面的・断面的にズラしながら分節配置し、屋根を節ごと異方向へ市松に連ねることで、ワンルームでも住戸毎に特有の開放性・居場所をもつ集合住宅を実現している。
▼デザインのポイント:
1)建物を分節し、ズラすことで、敷地内通路にリズム・奥行きの街並性を付加し、住戸間のプライバシーを確保。
2)上下階の水廻りを纏め、立体的にズラすことで、居室の開放性・遮音性と全住戸へロフト・居場所を提供。
3)ボリュームの分節に合わせて屋根を異方向に市松に連ね、住戸毎特有の採光・通風、街並みとの調和を計画。
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・【着工-上棟】きっかけ around 阿佐ヶ谷アパートメント
□「ガーデンテラス千歳烏山」
▼作品概要:
世田谷区北烏山にある団地や住宅街の隣接地に、サービス付き高齢者向け住宅を計画した。この施設は、外観から内装までアーチを織り込んだデザインを採用し、高齢者施設に対する否定的なイメージの払拭を目指している。入居者がこの建物で快適な生活を送り、生きる喜びを感じてもらえるよう計画した。
▼デザインのポイント:
1)あえて介護施設には見せない親しみが持てる連続アーチの空間デザイン
2)吹抜ラウンジや美容サロン、眺望の良いレストランなど、多様な居場所を備えたホテルのような住空間を提供
3)機能訓練も行えるデイサービスや趣味交流のラウンジを通じ、心身の健康を支援する充実した運営
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・ガーデンテラス千歳烏山 AMP賞受賞 + 近代建築12月号掲載
・【完成】ガーデンテラス千歳烏山 明るくやわらかな曲線デザイン
・【新規物件取得】シマダグループのお膝元、烏山にて介護施設用地取得!!
□「SENDAGAYA TERRACE」
▼作品概要:
住宅が密集し、大きな高低差のある北側は擁壁で囲まれ、地中のようにも感じられる環境のなか、難しい工事条件と空間の最大化をクリアするため、コンクリートに打ち込まれたものや型枠で多様な表情をつくり、ささやかに差し込む光や影など季節のうつろいに応じて変化する明るく風通しの良いテナントオフィスと長屋住戸の計画。
▼デザインのポイント:
1)クレバスのように切り開いたアプローチや外部階段には、人の営みが連続して表出するテラスや土間が面する
2)コンクリートに転写された凹凸により、ささやかな光や影が時間や季節のうつろいに応じて変化し表情を与える
3)水廻りやシャフトをコンパクトにまとめ、光や風が通り抜ける開放的なワンルーム空間
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□「一生使える一升びん」※吉川醸造リンク
▼作品概要:
需要が減るガラスびんですが、ガラスはプリズムみたいに直線的な、重厚感のある光の表現ができます。冷蔵庫のポケットでキラキラ光って、お客様が夜な夜な開けるのが楽しみになるようなものを制作しました。
▼デザインのポイント:
1)一升びんと同じ1.8L容量でありながら、冷蔵庫のドアポケットに収まる
2)楕円形のシルエット、多面カット、でガラスびんの美しさを表現
3)水などを入れてアフターユースして、その家でずっと活躍していく未来を想像
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今後とも、”不動産取得(開発営業本部)+建築デザイン(建築事業本部) 二人三脚で” 良い建物を創り続けてまいります!
■下記、会場にて2025年度グッドデザイン賞受賞展が開催されます。
ご都合よろしければ是非ご来場ください!
会場:東京ミッドタウン
期間:11月1日(土)~5日(水) 料金:無料
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