皆様こんにちは。
毎年 協賛をしているアート&デザイン新世代賞、
第三回 (2019年) 最優秀賞を受賞した水口麟太郎さん(みずぐち りんたろうさん)の作品が、
ガーデンテラス 砧公園に 納品されました!
場所は、エントランスへ入ってすぐのラウンジ吹抜け壁面。
建築コンセプトにある、”自然” や ”庭” などのキーワードから着想をされて制作をして頂きました。
漆と金属箔を組み合わせた大型の作品です!
↓ 3日間かけて、セッティングして頂いた現地の様子。
蝶の大群が、吹抜けを羽ばたいていくような作品になっています。
”グルーガンアート”の作品ジャンルになり、
ひとつひとつのパーツを、グルーガン(ホットメルトボンド)という素材を用いています。
↓こちらは制作過程のサンプルパーツ。
グルーガンをペンのようにして、蝶の形状をかたちづくるのだとか。大小の蝶は、金箔をほどこしています。
サイズや質感、蝶のひとつひとつのスキマや、スキマの大きさや数など研究を重ねて頂きました。
作品タイトルは、” RINKAKU 光の踊り己 (ひかりのおどりこ) ”
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本作品のテーマは「己の解放と自由」です。
人生の中で経験する人々との出会いや数多の感情を象徴する、大小様々な光の蝶が、一つの大きな流れとして、1人の個人を形成する様を描いています。
精一杯、そして自由に飛翔する蝶には一つとして同じ形のものは無く、光の反射と影によって様々な輝きを見せます。その蝶たちによって形作られる流れは、力強くも柔らかさを感じさせ、己の望むまま、気の向くままに、どこまでも高く飛び続けています。作家:水口麟太郎
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全体像が、「己」(こ) の変体仮名の形にも なっていますね!
蝶たちは、平面上に配置されていますが、それぞれの向きを調節されているので、
光の反射による立体的な流れを見ることができます。
夜は お庭側のガラス面 (写真右側) にも反射して 幻想的です♫
↓こちらの 新世代賞 受賞作品も飾らせて頂きました!水口さんの御祖母様の名前をモチーフにした作品です。
作品タイトル ” とよこ ”
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立体作品「とよこ」は、書道家である祖母の名前が モチーフとなっている。人の名前を、変体仮名で 表記したものを、触れることのできる立体の形に 構成した、新しい「人の名前」の形だ。変体仮名 はかつて漢字より派生した日本独自の文字形態である。 私の書の師であり、変体仮名を扱う書道家である祖母は、変体仮名が 失われつつあるその現状を残念に思っていた。
そんな祖母の想いと技術 を受け取り、この「とよこ」を制作した。 作家:水口麟太郎
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今回は、ガーデンテラス 砧公園でのコラボでした。
新世代賞を受賞した若手作家たちとのコラボは、今後も推進していければと思っています!
・第四回(2020年)アート&デザイン新世代賞に関する記事は >>こちら
ガーデンテラス 砧公園には、ほかにもいろいろなアート作品を飾っています。
ご入居者さまにとって当館での暮らしが、彩りのあるものとなるよう思いを込めて
さまざまなクリエイティブを施しています。
↓ ロビーエリアにある ”自然” をテーマにしたアート。
↓ 玄関の左官アート
ほかにも”自然”をテーマにした植物のアートや、さえずりが聞こえてきそうな小鳥のオブジェ、
”生活の彩り”や”懐かしさ”をキーワードにした書籍がずらり。
↓ 石オブジェなども
詳しい館内の様子は、ガーデンテラス 砧公園に関するこちらの記事もご覧ください! >>こちら
ユキヨ