こんにちは!建築事業部のKOOです。
皆さんはスワンボートに乗ったことありますか?
可愛らしい見た目の半面、漕ぐのがすごく大変なあれです。
でもボートの中から眺める景色は素晴らしく、都会にいることを忘れさせてくれます。
今回の建築地から徒歩5分の場所に、緑に囲まれた広大な洗足池があり、
ぷかぷか浮かんでいるスワンボートが、どこか懐かしく、ほっこりした気持ちにしてくれます。

洗足池がある南千束という街には、歴史上の著名人が足跡を残してきました。
幕末の英雄・勝海舟は、洗足池のほとりをこよなく愛し、ここを終の棲家として選びました。
1万円札のモデルとなっている渋沢栄一は、この一帯を「洗足田園都市」として開発し、東京郊外に初めての高級住宅街をつくりました。
つまりこの街は、「いい場所を知っている人たちに選ばれてきた場所」なのです。
そんな南千束に、「大岡山テラスハウス」が着工しました。
■概要
最寄り駅:東急目黒線 大岡山駅から徒歩8分
木造3階建て 共同住宅10戸

この建物の特徴は、各住戸を象徴する「箱」がそれぞれ独立したボリュームとして、個性を主張しながらも全体として一つの建築を形成していることです。
住まい手それぞれのライフスタイルの多様性を、建築の外観そのものが体現しているのです。
「箱が積み重なる」ことで、ずれた屋根は隣人のバルコニーとなり、セットバックした壁面は風の通り道となる。
異なるボリュームそれぞれの色と素材が違い、まるで異なる建物が寄り添っているかのような印象を受けます。
-ホワイト、モスグリーン、チャコールブラック- この配色、実は洗足池にも同じものがあるんです。
白いスワンボート、池を囲む緑の木々、水底に沈む暗がり。
そう、スワンボートから見えるあの景色と同じ三色でできています。
ちなみに「洗足」という地名の由来は、鎌倉時代の僧・日蓮上人が湯治の旅の途中にこの池で足を洗い、
休息したことに由来すると伝えられており、千束地域の一部が「洗足」という地名に書き換えられたのです。
つまり洗足池とは、「ここで一度リセットして、また歩き出した場所」なのです。
新しい住まいへの引っ越しは、人生のひとつの洗足かもしれません。
大岡山テラスハウスが、誰かの「歩き出す場所」になれたら嬉しいです。
KOO

