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ダブル(トリプル?)受賞!!

category: staff-diary
2021.05.08

こんにちは!

マツバラハウス(世田谷区松原、2020年竣工。石川淳氏と共同設計)。

https://shimada-sap.co.jp/news/report/3836/

 

が!昨年のグッドデザイン賞に引き続き!ドイツの!「iFデザインアワード2021」を受賞しました!

リンクはこちら

 

iFデザインアワードとは、、、

「デザイン振興のための国際的な組織インダストリー・フォーラム・デザイン・ハノーファー(iF)が1953年から主催し、毎年全世界の工業製品等を対象に優れたデザインを選定する。IDEA賞(アメリカ)、レッドドット・デザイン賞(ドイツ)と並び「世界3大デザイン賞」と呼ばれている。
プロダクト、パッケージ、コミュニケーション、サービスデザイン、建築、インテリア/建築、プロフェッショナルコンセプトの7つのカテゴリから優秀デザインを討議し、各分野の年間優秀デザインを表彰する。」(Wikipediaより)

 

建築部門では世界で42物件だけが受賞という、かなり狭き門だったので、大変光栄に思っています。

 

このiFデザインアワード、日本のグッドデザイン賞と比較すると、良し悪しは別にして、審査の過程や評価基準についてもかなり詳細に応募者に開示されます。例えば評価基準は以下のようなものです。

 

  • Idea What was the task? Why is it relevant? Why is the idea appropriate?
  • Form Why does it look the way it does? How does it engage the target group? How is it made?
  • Function Why can it be used with ease? Why does it work well? How does it serve the user?
  • Differentiation Why is it new? How does it support the brand?
  • Impact What targets have been reached? How does it serve society? Why is it sustainable?

 

上記の5項目について、それぞれの複数の審査員が得点を入れて、その合計点で通過・非通過が決まります。
デザインの良否をこういう項目の積み上げた点で判定してよいものなのかということには議論もあり得ると思いますが、応募者にとってはわかりやすい方針と言えます。

グッドデザイン賞では毎年テーマが発表されますが(2021年度は「希求と交動」。昨年度が「交感」ですからやや難解ですね)、それと比べるとシンプルなクライテリア(評価基準)と言えるでしょう。

 

個々の点数は通信簿を開示するようで恥ずかしいので控えさせていただきます(笑)。
マツバラハウスの得点傾向だけお伝えすると、Function(機能)とImpact(インパクト)は高め、Differentiation(他と違っていること)は低めの感じです。もともと「昔からそこにあったような」「ヨーロッパの街並み」を意識した設計なので、納得感のある得点傾向ではあります。

 

海外の建築雑誌からも掲載要望などが来たりします。

https://archello.com/project/matsubara-house-2

 

一次審査通過後、しばらく時間があったので忘れかけていたのですが、大変うれしいニュースでした。

 

ところで。。。

実は全く同じ日に全く別のジャンルの賞を受賞しましたので、ついでに?ご報告させていただきます。

私が代表を務める吉川醸造(神奈川県伊勢原市)が、パリで開催された「フェミナリーズ世界ワインコンクール」の純米吟醸部門で金賞、純米部門で銀賞を受賞しました!

同コンテストは、本場フランスではTOP5に入る世界的知名度の高いコンクールです。世界中から女性のソムリエ、醸造家、ジャーナリスト、シェフなど約600名の専門家が集まりブラインドで審査する、大変ユニークな賞です。今年は世界から全5246種類のワインや日本酒が集まりました。

折よく、受賞の知らせが新ブランド「雨降(AFURI)」発表日(ちなみに全国的な土砂降りでした)の直前に届き、発表に花を添えることになりました。雨降山(丹沢大山の別名)にちなんだブランド名の発表は日本経済新聞にも掲載され、これから全国的な認知度の高まる酒蔵になりそうです(なるといいな)。

商品撮影モデルもシマダグループにゆかりのある人ばかりです。下のアンニュイなイケメンはHR六本木のホテルマン、コンラッド君です。写真の右の方で私が窓ガラスに水をまいています。

これまでなじみのなかった女性や外国の方などにも受け入れられるような日本酒を造りたい、と考えていました。日本ではまれな硬水(硬度150)で醸していることから、硬水の多いヨーロッパでも受け入れられるはずとは思っていましたが、いきなり結果に現れたので正直驚きました。

水野杜氏の、硬水の良さを極限まで引き出す醸造技術が評価されたと蔵一同で喜んでおります。つい先ほど、その水野杜氏が一滴に全霊を込めた純米大吟醸 成(NARI)もかなりいい感じで完成(かんなり)しましたので、どうぞオンラインストア等でお求めください。もちろん!フェミナリーズ受賞作も、セットでご用意しております。

吉川醸造一同、蔵へのお越しもお待ちしております。

SAPブログなのに、酒蔵の宣伝のようになってしまい申し訳ありません。計画的犯行とはいえ。

 

g.o.A.T.

 

吉川醸造:https://kikkawa-jozo.com/

Instagram:kikkawa_sake