Works

私たちが手掛けた物件事例
建物全体を分節し、1つ1つが「家」と感じられる集合住宅

マツバラハウス

収益物件東京都世田谷区松原四丁目
これまでの賃貸マンションといえば
固定の建材とモジュールによって生まれた
「仮住まい」の住戸といった印象が強い。
「マイホーム」のような感覚で暮らしてほしい。
その観点から空間や外観を見つめ直し、再定義。
賃貸で暮らす人々への新たな提案でもある。
  • GOOD DESIGN
Concept

Concept

「はやく家に帰りたい!」
そんなマイホーム感のある賃貸

集合住宅と言えば、居住者にとっては、あくまで「仮の住まい」であり、そこに帰属意識はなかなか生まれづらかったのも事実だろう。そこで提案したのが、建物の外装(外装)である。まるで昔からそこに佇んでいたかのように、そして近隣住民が抱く街の心象風景になるべく近づけるように、あえて古色感のある建材を屋根や外壁に用いた。また建物内部は、昨今のリモートワークやオンライン授業などを考慮し、全室に段差を設け、場所によって視線レベルの違うオルタナティブな生活が楽しめる空間構成に。「おうち時間」が通常となった現在、自宅で過ごす時間は今後ますます増えていくことが予想される。入居者にとっての「私の家(マイホーム;My House)」感を芽生えさせ、日々の「家路」が待ち遠しくなるような、そんな「家」の再定義が大きなテーマである。
Background

Background

「家」と感じるための
集合住宅のつくり方

世田谷区松原の閑静な高級住宅街に生まれた都市生活向け賃貸集合住宅。建物全体を「家」と感じられるようなスケール感でワンルームを分節し、それぞれの「家」にそれぞれの形状(切妻屋根、片流れ屋根)を採用した。また外観の配色にもこだわり、配置を少しずつずらしながら構成している。「ずらす」ことで集合住宅という建物全体の圧迫感を軽減し、限られた敷地の中でリズミカルな印象を与えた。屋根や外壁はエイジング加工されたバリエーションのある素材。周辺地域の住宅街とも自然に溶け込めるよう意識した。
Designer

Designer

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    Architect
    合頭 義理
    一級建築士
    山口県出身。京都大学大学院を修了し大手組織設計事務所で20年間多くの物件に携わる。代表作に「虎ノ門ヒルズ」「栃木県庁舎」など。2018年シマダアセットパートナーズ株式会社に入社し、共同住宅や高齢者専用住宅を担当。旅行など他事業部へも触手を伸ばしている今日この頃。
  • 竣工
    2020年2月
  • 種別
    収益物件
  • 建設地
    東京都世田谷区松原四丁目
  • 施工期間
    2019年4月-2020年2月
  • 構造
    鉄骨造
  • 延床面積
    499.58㎡
  • 戸数
    25戸
  • 設計
    株式会社石川淳建築設計事務所
  • シマダアセットパートナーズ株式会社
  • 施工
    株式会社前川建設