Works

私たちが手掛けた物件事例
杜の広場を中心とする地域に開かれた介護施設と保育園

ガーデンテラス仙川

介護東京都三鷹市北野
「杜の広場」をコアにして、建物がコの字状に
連なりながら広がる空間構成。
メインロビーの大きな開口部からは
敷地内の樹木が眺めることができ、まるで、
屋内と屋外がシームレスに繋がっている感覚。
自然を介して人との交流をデザインしている。
  • GOOD DESIGN
Concept

Concept

杜の景観デザイン - 人と自然の交感 -

地域に開かれた建築とするために、建物前面に杜の広場を設けた。コの字に連続した軒庇には国産材のヒノキを張り、軒先は自動潅水を備えた植栽帯で緑化することで柔らかく杜の広場に溶け込むようにした。武蔵野に自生している約60種の樹木を敷地全体に540本植樹し、低層住宅エリアに調和する緑に満ちた杜の景観デザインとした。

コの字に連続したバルコニーは、杜の広場を見渡せ、四季折々の樹木の香りを感じることができる。杜のフィルターを通して清爽な空気を取り込み、自然の中に身を浸しているような爽やかな環境を生み出す。メインロビーの大きな窓ガラスからは、屋外の景色や日光が内部まで浸透し、自然素材で覆われた壁面が、外側と内側をシームレスにつないでいる。
壁面の表情は、時間とともに変化し、多世代の交流、地域住民とつながることで、地域の文化やコミュニティを継承するきっかけにとなればと考えている。

高齢者住宅、地域交流スペース、デイサービス、
保育園、クリニックが複合されたオープンスペース

低層で透明感のある複合施設とするため、1階は全面ガラス張で屋内と屋外をシームレスにつないだ。杜の広場では、夏祭りやクリスマス会などの季節のイベントを開催。一度に150名集まることができ、入居者や園児たち、地域住民の交流の場となっている。また、地域交流スペースは、グリーンマネージャーによる園芸イベントや地域住民によるベーカリーカフェ、杜のマルシェ、演奏会等で毎月利用される。さらに、三鷹市の福祉避難所に指定されており、避難所の開設他、運営に必要な備蓄や避難所運営などについて市と共に取り組みを進め、地域の防災力向上に努めている。
Background

Background

地域が持つ課題に対峙し
生まれた住民のため憩いの場

敷地は自然豊かな東京郊外で、農地と住宅が調和する自然環境が保たれてきた地域である。しかし、東京外環道路の整備工事により、多くの緑地が消失し、地域のコミュニティや自然環境への影響、生活環境の悪化が懸念されている。地域が直面するこれらの課題に配慮して、杜の広場を中心にした高齢者住宅、地域交流スペース、デイサービス、保育園、クリニックが複合された『三鷹の杜』を計画した。
Designer

Designer

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    Architect
    石黒 幹浩
    神奈川県出身。東京理科大学を修了し、アトリエ事務所にて多くの住宅物件に携わる。2011年にシマダアセットパートナーズ株式会社入社。戸建住宅や共同住宅、高齢者施設、保育園、店舗などを手掛ける。趣味は、ロードバイク、バレーボール、サーフィン。
  • 竣工
    2019年1月
  • 種別
    サービス付き高齢者住宅,デイサービス,保育園,クリニック
  • 建設地
    東京都三鷹市北野
  • 施工期間
    2017年3月〜2018年1月
  • 工事期間
    2018年2月〜2018年12月
  • 延床面積
    2790.20 ㎡
  • 設計
    シマダアセットパートナーズ株式会社
  • 施工
    朝日建設株式会社