国交省不動産委員でもある、清水英雄先生の事務所が主催する建築デザイン視察ツアーに参加させていただきました。
全国から建築に関わる方々が参加し、総勢24名でイギリス・フランス・スイスを巡りました。
まずイギリス・ロンドンでは、最新の住宅事情を見学しました。
この建物はなんと木造9階建てです!
CLT(直行積層材という、加工処理された木材)を使用して建てられています。
高い断熱・遮音・耐火性を持つことや、パネル工法による施工性の速さ、
持続可能な木質資源を利用していることによる環境性能の高さなどがメリットとして挙げられ、
世界中から注目されている工法です。
次に、フランスでは近代建築の三大巨匠の一人である、ル・コルビジェの作品を中心に巡りました。
書籍で資料を見るのと、実際に空間を体感するのでは全然違うことを痛感しました。
特に印象的だったのは内部空間。光の取り入れ方と、機能的な空間構成です。
ユニテ・ダビタシオン(集合住宅)
サンピエール教会
ラトゥーレット修道院
ロンシャンの礼拝堂
美食の街・リヨンは街並みも美しく、歴史地区は世界遺産に登録されています。
街を歩いていると、可愛らしい赤いお菓子がショーウィンドウに並んでいます。
リヨン名物のアーモンドに糖衣を掛けた「プラリーヌ」を使ったお菓子です。
そのプラリーヌが練りこまれたデニッシュを買って食べてみました。
とても甘いですが、ザクザクとした食感が癖になります!
旧市街の教会前では、陶器市に遭遇しました。
食器だけでなく装飾品も数多く並んでいて、どれだけ見ていても飽きません。
生活の中にアートが溶け込んでいる、フランスの文化レベルの高さを改めて感じました。
最後はスイス。
家具メーカーとして有名なヴィトラ社を訪れました。
敷地内に有名な建築家が手掛けた建物が数多くあるのですが、
その中で家族連れがピクニックのようにくつろいでいるのが印象的でした。
様々なデザイン家具はもちろん、周りの風景も最高です。
5泊7日の弾丸ツアーでしたが、とても濃い内容でした。
今後のものづくりに生かし、より永く愛され続ける建物をつくりたいと思います。
ゆか