東京商工会議所渋谷支部主催のセミナーに参加致しました。
渋谷区・JR東日本・東京メトロの方が其々講師として招かれ、 渋谷再開発プロジェクトについて説明がありました。
100年に1度の再開発と言われる渋谷の変貌は、巨大過ぎて、その全貌や、いつまで続くのかが分かり難いです。
まず、冒頭にあったのは、新しいビルの完成ばかりに注目が集まりがちですが、 そもそも、この再開発は「渋谷駅周辺」が抱える課題解決のために行なっているとのこと。
その渋谷駅周辺の課題は主に5つ。
①『駅施設の老朽化』
渋谷駅最初の鉄道開通は1885(明治18)年。老朽化は進み、特に銀座線はバリアフリー非対応はもちろん、
駅構内にトイレが無いなど根本的な問題。
②『不便な乗換』
谷地形および鉄道4社8路線が別々に乗入したことから、同じ渋谷駅間でも、乗換に上下左右の動き要し、不便。
③『街の分断』
[246号線]・[首都高速]・[渋谷川]によって、駅を中心に街が4つに分断されて回遊性が無い。
④『滞留空間の不足』
まとまった空地が無く、多くの人が留まるスペースに乏しく、有事はもちろん、商業イベント等に対応出来ない。
⑤『谷地形』
渋谷は文字通り谷で、駅下には渋谷川が流れ、駅標高は17m(新宿駅が37m)昨今のゲリラ豪雨等防災面での課題。
その課題解決のため開発を行なっているとのこと。
では、実際いつまでにどうなるのかという点は、渋谷区としてわかりやすくイラストにまとめてくださったものが配布されましたので引用します。
課題解決のための開発という点が、シマダアセットパートナーズが毎年取り組むグッドデザイン賞のフォーカスイシューの考えに共通するものがあり、共感が持てました。
弊社が所在する渋谷区内の開発ということで、今後も新たな発見にワクワクしながら見守っていき、また弊社自体も同エリアでの不動産開発事業に積極的に取り組んで参ります。
最後に、このセミナーの帰りに今月11月に開業した渋谷スクランブルスクエアの地上230mの屋上展望
渋谷SKYに立ち寄ってきましたので、そこからの絶景を。
キヨ