Bonjour!
気が付けばもう11月。
フランス語で「秋」は、l’automne(ロトンヌ)と言います。
11月は祝日もありますし秋旅には持ってこいの季節ですね🍁
そんな秋旅の場所にに軽井沢は如何でしょうか?
軽井沢は今、紅葉が最も美しい季節。
木々が鮮やかに色づき、朝夕には澄んだ空気の中でしっとりと深呼吸をしたくなる、特別な時間が流れています。

2025年8月8日、リニューアル工事を経て新しく生まれ変わりました『オーベルジュ・ド・プリマヴェーラ』
これまでお越しいただいた皆さまにも、これから訪れてくださる方にも、心に残る『いい時間(とき)』をお届けしたい──
そんな想いを込めた再生への軌跡を今回は少し“ストーリー仕立て”でお届けしたいと思います。
序章:受け継いだ「想い」を紡いで行くために
オーベルジュ・ド・プリマヴェーラは、1996年にレストランとしてこの地に開業しました。

フランスのボルドー地方のオーベルジュを参考に、約30年もの間この土地と建物を丁寧に見つめ、育ててきました。
その歴史は、建物に刻まれた小さな傷や、四季とともに変化してきた庭の景色にも静かに宿っています。
今回の改修では、その“積み重なった時間の美しさ”を残しながら、これから先の季節もお客様を快適に心地よく迎えられるよう、空間を丁寧に整えることを大切にしました。
第一章:軽井沢の森とつながる
プリマヴェーラは複数の建物が森の中に佇む、軽井沢らしいレイアウトが特徴です。左からホテル棟、レセプション棟、レストラン棟があります。

しかし年月を経て、建物の改修を行っていくうちに自然や建物同士のとの繋がりが少しずつ薄れていました。
そこで、軽井沢の豊かな自然を最大限に活かし、それぞれの建物を美しく繋ぐための「ランドスケープの再編集」をしました。
■非日常への誘い

駐車場のアプローチには、フランスの街並みを思わせる「ピンコロ石」を敷き詰め、一歩足を踏み入れた瞬間からヨーロッパの街角のような上質な空間へと切り替えています。
■一体感の創出



もともと自生していた樹木に加えて敷地全体に植栽を丁寧に植え直し、森の中に溶け込むような一体感を創り出しました。
■地の石


軽井沢で親しまれる「浅間石」を使い、道路の境界やアプローチに配置しました。
第二章:レセプション──光とアートが迎える“始まりの場所”
ゲスト様が最初に出会うレセプションは、滞在の入口となる大切な空間です。
今回のリニューアルでは、自然光がやわらかく差し込むよう窓周りを整え、
天窓から落ちる光が空間全体を優しく包み込むように設計しました。


空間の中心にはガストン・ジェラール《プリマヴェーラ(春)》の原画。
宿の名前の由来にもなっているこの作品は、「季節の移ろいと再生」を象徴しています。
その世界観に合わせ、家具の張地や色味も再構成し、心静かに“旅の始まり”を感じていただける空間に仕上げました。
レセプションの奥には『穏坐Bar』も御座います。

ソファにゆったりと腰掛け、庭を眺めるひととき。
日常の喧騒から解放されて安らぎを感じる場所となっております。

お泊りの際の軽井沢の夜のひとときに如何でしょうか。
第三章:客室──軽井沢の森 × パリのアトリエが出会う場所
今回もっとも大きく生まれ変わったのが、全室45㎡のジュニアスイートタイプの客室です。

■空間のイメージ
客室は、パリのアトリエやギャラリーをイメージした洗練された空間を目指しました。


壁と天井は「白」で統一し、アート作品やアンティーク家具の美しさが際立つよう工夫しました。
また、1階の客室には、R天井(ゆるやかな曲線の天井)を採用。

柔らかな光が空間全体に広がり、優雅で心地よい雰囲気を醸し出しています。
■質感の継承

既存の壁や天井には、できるだけ薄く新しい表層を重ねるという繊細な手法を採用。
職人の手作業による仕上げならではの質感の違いが、温もりあふれる空間を生み出しています 。
■インテリアやカーテンなどの彩りの変化
内装カラーは、フランスのオーベルジュから着想を得た全4パターンをご用意。


ご滞在のたびに毎回新しい発見と驚きをお楽しみいただけます 。
今回はコネクトルームも誕生し、ご家族同士など大人数でも快適にお泊り頂けるようになっております。
■床材
床材には、職人が一枚一枚手作業で塗装した白をベースにした無垢のオークフローリングを採用。


また、一部の客室のカーペットは、揺らめく木々の木漏れ日をイメージした光沢糸で繊細な表情を添えています 。
■プライベートサウナ

新たにサウナ付きのお部屋も新しく生まれました。
壁や天井を豊かな香りのヒノキ材で仕上げています。
間接照明がヒノキの木目の陰影を美しく浮かび上がらせ、極上の癒やしをご提供します 。
■ペットフレンドリー
ワンちゃんとのご旅行のお客様のために、一部の客室には全面フローリングで快適に過ごせるお部屋もご用意いたしました 。
■バルコニーで感じる四季
窓の外に広がるのは、川のせせらぎ、鳥のさえずり、風の揺らぎ、季節の香り。


本を読んだり、珈琲を飲んだり、日常から離れてゆっくり過ごすには最適の場所です。
✨ 第四章:旅を彩るフランスからの贈り物
室内やレセプション、レストランに置いてある家具や照明の一部は、フランスを訪れ買い付けてきたものになります。オーベルジュという文化の中に流れる美意識や、時間の質に触れ、一つひとつ、心を込めて集めてきました。
■アンティーク照明
20世紀初頭から中頃のアンティーク照明は、パリのヴァンヴ蚤の市やクリニャンクール蚤の市などを巡り、一点ずつ買い付けたものです。古びた真鍮やアンティークのシェードのやわらかな光が、時間の流れと記憶を感じさせます 。
■洗面台のミラー:元々絵画の額縁として使用されていたものを買い付け、ミラーを落とし込んでリメイクしています 。
■アートとの共鳴


各客室やレストランには、マルク・シャガールやレオナール・フジタなど、20世紀を代表する画家たちのリトグラフ作品を配しています。
エコール・ド・パリの時代に生まれたこれらのアートは、軽井沢の静かな空気の中に感性を響かせる存在として存在しています。
最終章:紅葉が彩る新しい時間


そうしてリニューアルした空間は、2025年8月に再び皆様をお迎えする準備を整えました。
レストラン棟とホテル棟の間にある池は、今、紅葉が水面に鮮やかに映り込む絶景を作り出しています。
睡蓮や季節ごとの草花、メダカなどの小さな生き物たちが静かに息づく水辺の情景は、心洗われる秋のひとときです 。
ぜひこの季節に、新しく生まれ変わったプリマヴェーラを訪れていただけたら嬉しいです。

Merci!
よこ&ミッキー
↓上に載っていない写真も動画に纏めました。
宜しければこちらの動画もご覧ください📺








