桜新町に初上陸したのはおよそ1年前。
桜新町のトレードマーク・「サザエさん」の銅像でお出迎えされました。
綺麗な銅像ですね(思ったよりずっと小さいですが)。
髪型が特徴的な磯野波平さんにフォーカスしてみましょう。
観察力の高い読者の皆様なら違和感を感じられたことでしょう。
波平さんの頭頂部にさらにフォーカスを。
「毛、太いな。」
「素材、違くない?」
etc.…
感想は様々あれど、違和感を感じる、という趣旨は変わらないと思います。
調べてみると紆余曲折あり、現況に至っていることがわかります。
(参照:TBS NEWS DIG)
7度も抜かれてしまっているのですね。。
波平さん、あんなに丹念に手入れをしているのに。
(この手入れに意味があるかどうかはさておき。)
(参照:Ameba)
そもそも、この波平さんのOnly Oneでキャッチーな(魅力的な?)髪型である、
「一本髪のハゲスタイル」。
現実的に可能なのか、科学的に考察してみます。
AGA治療で有名な某有名クリニックのサイトを片っ端から読み込んでみました。
現在問題になっているAGA、男性型脱毛症の典型的な脱毛症状であり、AGAに代表されるハゲの遺伝子は「5αリダクターゼ」という還元酵素に起因しているそう。
この5αリダクターゼは頭頂部と前頭部、生え際にしか存在しない事が研究結果により明らかにされています。
故に波平さんの「側頭部の髪の毛がしっかり生えている」現況は、科学的に説明ができ、
頭頂部や前頭部に髪の毛が1本しか残っていない典型的な「前頭部、頭頂部がハゲてくるAGA」という仮説をたてることが出来るわけです。
さて、波平さんの「頭のてっぺんに1本だけ残っている髪の毛」について。
ハゲの遺伝子が受け継がれる為に必要となる還元酵素・5αリダクターゼは、大別すると、抜け落ちた髪の毛や頭皮の部分に存在し、逆にしっかりと根強く頭皮に残っている髪の毛には存在しなかったと考える事も出来ます。
そう考えると、あの象徴的なトレードマークにはハゲを受け継ぐのに必要な還元酵素・5αリダクターゼが存在していなかったのでしょう。
“現実的に波平さんの髪型はありえない、というわけでもないようです。”
余談ですが、
「頭のてっぺんに1本だけ残っている髪の毛」を引き抜くとどうなるのか。
上記仮説が正しいと仮定すると、
おそらく、「再び同じ頭のてっぺんから髪の毛が1本生えてくる可能性は高い」と思われます。
理由は前述の通り、
ハゲや薄毛の遺伝は頭皮や髪の毛全体に受け継がれるのではなくて、あくまでも髪の毛一本一本や髪の毛が生えている頭皮の部分に部位ごと個別に遺伝されて受け継がれる為、
波平さんの「頭のてっぺんに1本だけ残っている髪の毛」にはハゲの遺伝子を引き継いでいないと予想できます。
ここで、みなさん思い出してください、
桜新町に鎮座する波平さんの「頭のてっぺんに1本だけ残っている髪の毛」、
“7度も引き抜かれているのにもかかわらず、再生を続けている”という事実を。
しかもより頑丈になりながら。
1つの事象しかありませんが、波平さんは一人しかいないので、
“上記仮説は帰納的に証明された” といってもよいのでは。
長年続くサザエさんの中でも最も人気なトピックの1つである、
「磯野波平の髪型」。
還元酵素・5αリダクターゼがまばらに(凸凹に?)存在していることにより出来ていることがわかりました。
この「まばら・凸凹」という言葉の即物的な側面は、モノに魅力を引き出すポイントなのかもしれません。
話が大分それてしまいました。(毎度のことですが。)
そんな波平さんの街・桜新町で「9軒の長屋」を計画・工事中で、
先日上棟しました。
敷地は以下ブログをご参考に。
□外観
外観のイメージパースです。
外装に凸凹をつけることで、
“構えに陰影をつけ、建物の魅力を増しています。”
□内観
内観のイメージパースです。
〈04号室-土間階段室〉
〈04号室-居室〉
〈07号室-居室〉
3階建の長屋の利点を活かし、
土間空間や居室、ロフトを“まばらに”配置し、生活空間の魅力を増幅させています。
当該建物には、計画段階から、「まばら・凸凹」という要素を散りばめています。
魅力的な「磯野波平の髪型」との共通項を考えると、
“演繹的に当該建物「サクラシンマチU」も魅力的であることが証明”できそうです。
3月中旬竣工予定です。
NavY