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「グランジュール駒沢公園」誕生までのプロローグ

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2025.11.20

スポーツの秋、深まりゆく季節となりました！週末は毎週ロードバイクに乗って、70km走っています。夕陽がとてもきれいでした。

先日、駒沢オリンピック公園、そして、これからご紹介するグランジュール駒沢公園にも立ち寄りました。こちらは3月にオープンしていますが、その周辺は閑静な住宅街で、駒沢オリンピック公園や呑川緑道が近く、緑豊かな環境が広がっています。入居されている方も散歩によく出かけているようです。

■誕生までのプロローグ
設計している頃、フランス・パリへ行く機会がありました。街並みの美しさや、人々がテラスやバルコニーで朝食をとったり、本を読んだり、ワインを楽しむ様子に、暮らしの中で生き生きとした豊かさを感じました。また、ガーデニングや通りから美しく見えるテラスづくりにも、街並みへの意識の高さが表れていました。

新たに開発されたパリ17区の集合住宅群も視察し、個性豊かなテラスが連なる建物を見ているだけで、楽しい生活がイメージできました。テラスが生活空間となっていて、積極的にデザインされてことを感じました。

世田谷区・駒沢オリンピック公園から徒歩11分という立地に、グランジュールシリーズ3棟目となる「グランジュール駒沢公園」が3月に誕生しました。

■概要
構造：地下1階・地上6階建て

居室面積：25.27㎡～50.31㎡

総戸数32戸（1R×5戸、1DK×15戸、1LDK×12戸）の60歳以上限定サービスレジデンスです。自然あふれる環境と地域コミュニティを結ぶ暮らし方を、ここからご紹介します。
■ 四季と地域に寄りそう「立地」
グランジュールシリーズの新たな拠点となる本物件は、駒沢オリンピック公園の潤いにほど近い場所に位置します。公園には121種・7,500本もの樹木が揺れ、ドッグランやジョギングコース、スポーツ施設も充実。公園を囲むイチョウ、ケヤキ、トウカエデ、サクラが四季の美しい緑陰を演出します。

■ 住宅地と調和する「緑の外観デザイン」
「地域に開かれ、溶け込む」――そんなコンセプトで、建物正面の18ｍ連続軒庇には天然木を採用。バルコニーのプランターはミラー仕上げとし、建物全体のボリュームを抑えました。ヘデラなどが下に長く伸ばす植物がミラーに映り込み、時を重ねるごとに自然と共生し、駒沢公園に自生する樹木を沿道に植えることで、周囲全体の緑の景観と調和させています。1，2階住戸はペットと暮らせる住まいとなっています。

■ 地域と人がつながる「ラウンジ」
1階ラウンジは全面ガラス張りで屋内外をシームレスにつなぐ設計。前面道路向かいにはカーディーラーがOPENし、活気ある場所に位置します。地域の方も気軽に立ち寄れるカフェのような空間となっています。エントランスは広い開口部と、木の壁・コンシェルジュカウンターが来訪者を温かく迎えます。フレキシブルなスペースでのイベントを通じて交流を促し、ラウンジのアクティビティが街へ広がることを期待しています。

■ブック＆アートラウンジ
毎日の暮らしを彩るアートやオブジェ、ブックスが並びます。様々な本を取りそろえたBOOK＆ART LOUNGEでは、入居者がご自由に本を読むことができます。

■ 緑とともに暮らす新しい生活
天然木の軒庇やエントランス扉、木に囲まれたラウンジ、そして壁面の緑化。来訪者を温かく迎える、四季の彩りがここにあります。
■ガーデンテラス
バルコニーの植栽帯には自動潅水設備を設置し、徐々に外観が緑で満たされていきます。都心にいながら緑とともにいきいきと暮らすことができるのも魅力。プランターを置いて、ガーデニングを満喫されている住戸もありました。
■回廊ギャラリー
共用廊下はギャラリーのような設えで、室名札には一輪挿しを添えました。
■オリジナル室名札
室内札は、京都・綾部市の職人が手漉きで仕上げた黒谷和紙12匁を使用。ミラノサローネに出展されている和紙作家との協同作品です。この和紙は京都二条城の襖にも使われるほど丈夫で長持ちです。こんにゃく糊で彩色し、自然の情景や花々のような色合いに仕上げました。アクリル板で挟み込み、建物デザインに合わせてエッジをカット。時とともに美しく風合いが増すのが魅力です。
■ソラ庭
最上階にはベジトラグ（菜園プランター）を設置し、スカイラウンジは屋上ガーデンテラスと一体感のある空間。ソファとテーブルを配し、屋内からも美しい景色を楽しめます。昼だけでなく夜空も楽しめるようにしました。