羽田プロジェクトがついに完成しました!
前回のブログでもお伝えしましたが、SAP初の2つの旗竿敷地の計画でした。
間口が狭く、通風や採光面などで不利な旗竿敷地を組み合わせることにより、豊かなアプローチと中庭を囲む2棟の長屋を計画しました。
3階建てのE棟は8世帯、2階建てのW棟は6世帯、計14世帯です。
『SUVACO HANEDA』と名付けました!
中庭に面した窓回りにベンチや小上がりを設け、木々に吊り下げられた巣箱のようにプラスαの空間が張り出し、街並みに対して表情のある外観を作っています。
鳥が居心地の良い場所を見つけて過ごすようにワンルームでありながら複数の居場所を感じられる作りになっています。
ベッドファニチャーの下を掘り込むことで上下どちらの空間も有効に使うことができます。
こちらは出窓がデスクになっています。
こちらは出窓ベンチです。屋外の空間も部屋の一部として取り込んでいます。
3階は眺めがよく、このコーナーの出窓が気持ちいい空間になっています。
キッチンと一体になったカウンターです。
2階の小上がりスペースです。外観のアクセントになっています。
ただの通路になりがちな旗竿敷地ですが、魅力的なアプローチによって街並みにも変化を与えることができたと思います。
計画開始から1年以上。
この景色を目指して頑張ってきました。
たくさんの方々の協力によってここまで来ることができ、感謝しています。
苦労もたくさんありましたが、完成形を見ると忘れてしまう位の感動と達成感がありました。
たくさんの人に愛される建物になって欲しいと思います!