突然ですが、シマダアセットパートナーズではこんな事もやっています!
という皆様にはあまり知られていない一面をお知らせします。
実は2019年度から、東京都世田谷区玉堤に世田谷キャンパスを置く「東京都市大学」の建築学科と
共同研究を実施しています。
経緯はというと、弊社が開発、来月に完成予定の「グランジュール尾山台」。
『グランジュール尾山台外観予想パース』
グランジュール尾山台は、
・健康な高齢者が居住する賃貸住宅
・入居者が地域と交流できるスペースと仕組みがある
その他、諸々の魅力があるのですが、詳細は下記ホームページをご覧ください。
『グランジュール尾山台周辺地図』
地域交流をする上で、地図の通り、グランジュール尾山台と東京都市大学は目と鼻の先、
「大学と高齢者住宅、交流を作れないか??」とお互いが考え、
まずは共同研究という形で
「すでに大学などと交流している高齢者住宅があるのか?」
「高齢者住宅✖大学、どのような交流が考えられるか?」
これらを学生と、周辺に住まう高齢者を巻き込んで話し合い、実際交流する機会を作ることになりました。
『第二回打ち合わせ※ガーデンテラス尾山台』
『第三回打ち合わせ※東京都市大学建築学科会議室』
このような形で、何度か教授、学生を含めた打ち合わせを実施。
研究の流れとしては、下記の通りで進めることになりました。
①既に大学などと交流している高齢者住宅を調査。
②学生を集めたワークショップを実施。どのような交流機会を作れるかを議論。
③地域の高齢者によるワークショップを実施し、高齢者側のニーズを確認。
④実際実施できる可能性がある交流機会を抽出。
⑤建物完成、運営開始後には実際交流を実施。
『高齢者住宅の入居者から話を聞く学生※そんぽの家S王子神谷』
『入居者と大学生、近隣のお子様方の交流の様子※そんぽの家S王子神谷』
このように実際現地に赴いて、高齢者住宅の調査も実施。
そんぽの家S王子神谷では、東京学芸大学の学生がこの高齢者住宅に住まいながら、
高齢者だけでなく、周辺のお子様方と交流している、地域に密着した非常に参考になる試みでした。
『学生向けワークショップでの議論の様子※東京都市大学図書館』
学生に集まってもらい、「グランジュール尾山台」との交流機会をディスカッション。
交流機会として、一番可能性がありそうな案が「スマホ教室」。
個人的にはどうかと思っていたこの案、なんと学生×高齢者どちらからも、強いニーズが…。
意見を聞く重要性、改めて感じさせられました。
『地域住民によるワークショップ※二子玉川夢キャンパス』
地域の方に来ていただくワークショップは二度実施。
チラシ等で参加者を応募したのですが、これが予想以上の参加者数で驚きました(二回とも15名程)。
やはり皆様、「定年後の生き方」「地域にあり方」等、様々な思いを持っていることを実感させられました。
ご参加頂いた皆様、有難うございました!
とまあこんな形で、2020年度も研究は継続していく予定です。
「グランジュール尾山台」はシマダグループにおいても新たな試み。
様々な意見をもとに、よりよい物件にしていければと考えています。
また、学生の方々との共同研究、新鮮な意見を聞くことができ、とても刺激を受けました。
向こうもそう思ってくれていれば嬉しいですが…。
後日談ですが、共同研究を実施した学生お一方の就職先は、なんと私が新卒で入社し、
SAPに入社する前にお世話になっていた某不動産会社A社。
ちょっと気持ち悪いくらいの偶然で驚きですが苦笑、ご活躍をお祈りしています!
Shimuken