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「グランジュール尾山台」まもなく竣工。

category: report
2020.04.22

こんにちは!

当初想像していたよりもはるかに長期戦を覚悟せざるを得ない新コロ禍です。アフターコロナではなく日々のウィズコロナをどう生き抜いて行こうかという雰囲気になってまいりました。

思い起こせば東京オリンピックへの期待も膨らむ2020年初頭。ゴーン氏逃亡が大々的に報じられていた頃からわずか4か月たらずでこの状況です。

あの頃は平和だったなあ。。。」

古い日記

ずいぶん昔のことのように思えて茫然自失ですが、気を取り直して。竣工間近の「グランジュール尾山台」の様子を写真にてご紹介します。前回ブログはこちら

2週間前の様子。桜の時期の写真です。(この項5枚撮影:小出薫氏)

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新コロナなどにはいっさい忖度せず、桜は毎年美しく咲きます。4

ビューバスから桜がよく見えるお部屋も。5

 

最近の現場の様子です。AAA02274_R1AAA02284_R1AAA02334_R1

 

窓の外の桜葉が青々として来ました。AAA03025_R1

障子の桟木も特徴のあるものにしています。和室のある住戸。AAA03096_R

壁面収納の造作もほぼ完了。このような趣味性の高い住戸も。AAA03017_R1

ゼネコン(三共建設)さんや職人さんたちも、お互い三密にならないよう気をつかいながら作業をしています(屋上は通風抜群?です)AAA03075_R

屋上より。雨の日の多摩川も風情があってよいものです。晴れた日には富士山が一望できます。AAA03001_R1

共用部はホテルライクな落ち着いた雰囲気としています。AAA02981_R1AAA03138_R

まもなく竣工のグランジュール尾山台。浸水対策(止水板の設置や軽量土嚢の常備)や感染症対策(非接触キーの採用や検温対応など)、要所要所をアップデートさせながら工事を進めてまいりました。どうぞご期待ください。

 

↓↓おかげさまでこの時節にも関わらずかなりのお申し込みをいただいております。

公式ホームページをどうぞご覧くださいませ。↓↓

https://grand-jour.jp/

 

 

-余談- アフターコロナの建築

ここから先、在宅モードで続きますのでお時間のある方だけお読みください。。。

職業柄、「コロナ後の建築」というのはどういうものだろうかと考えます。

既に世界のサイトでいくつかの未来予測が見られるので、ご興味のある方は下記のリンクを話題の機械翻訳 DeepL などにぶち込んでお読みいただけると面白いと思います。

The Guardian(英)

Vox(米)

Dezeen(英)

Firstpost(印)

いくつか読んでみて、非接触低密度・衛生強化は標準となりそう、でも人や自然との触れ合いは欲しい、というなかなか難しい課題に取り組む必要がありそうに思いました。一部を書き出してみると、、、

オフィス系

・オフィススペースの需要は未知数

・密集化で経済性を高めていた超高層ビル(住宅もオフィスも)は魅力が低下する

・高層ビルに開閉可能な窓が増える

・「非接触経路」を中心に、ボタンなどを押さないで済むように設計されるようになる。(エレベーターもスマートフォンで呼び出し、オフィスのドアはモーションセンサーと顔認識を使って自動的に開くようになる)

・廊下や出入り口が広くなり、部門間のパーティションが増え、階段が増える。

・オフィスの1人あたりの最小面積を義務付ける法律が導入される。

・目に見えない変化も多数(抗菌素材、換気システム、殺菌のためのUVライト)。

・コワーキングスペースは(残るとしても)個室型が主流となる。

 

一方で住宅系

・在宅ワークは極めて当たり前のことになる。

・水ろ過システムと空気清浄システムが必須になる。

・玄関で靴を脱ぐ日本のようなライフスタイルが主流になる(荷物や衣類の置場にもなる)。

・消毒剤ディスペンサーを備えた清掃室が作られる。

・地熱利用などエネルギーを自給自足するようになり、完全閉鎖の場合のリスクを軽減する。

・生きもの(植物)と触れることが精神衛生上重要となりガーデニング物件の需要増。

・屋内緑化が流行する。

・良いホームオフィスを作るためにコストを掛けるようになる。(クローゼットの改造、階段の下の部屋追加など、家の一部をより機能的に改造)

・子供や飼い犬がテレビ会議の時横切るような、そんな感覚が当たり前になる。

voxで紹介されていたCushman & Wakefieldの動画Youtube「6フィートオフィス」は面白いですね。

6フィートオフィス1

6フィートオフィス2

エントランスで手を消毒するためのポンプは現時点でも多くのオフィスエントランスに仮設的に置かれていると思いますが、これからは標準装備として建物に組み込まれたデザインになっていくのではないでしょうか。

「エントランスでの消毒」で思い出すのは、ご存じル・コルビュジエのサヴォア邸です。1931年竣工で「近代建築の5原則」を実現したと言われるこの建築、同時に建築の「衛生」の概念も変えたと言われています。サヴォア邸1

例えばエントランス・ホール。敢えてかなり目立つ場所に洗面台(手洗い)が設置されています。サヴォア邸2

コルビュジエの言う、それまでの「結核菌だらけの古くさいかくれ場所」であった住宅を明るく清潔な場所に変えたい、という強い願いが表現されています。この他にもトップライトのある明るいトイレや白くつややかなタイル張りのキッチンなどもそのあらわれで、衛生観念の低かった当時のヨーロッパでは衝撃を持って受け止められました。

1930年代のこのような衛生意識の高まりがまた、2020年代の建築の世界にも巡ってくるのかもしれませんね。まさに「時代はまわる」という思いがいたします。

時代

強引にオチをつけたところで。。。

昨日のヨシヲさんの流れを受け、僭越ながら言わせていただきましょう「手ェ洗えよ!(加トちゃんですが)」

 

おまけ1 ガジェット系

私はかなりのガジェット好きなのですが、少し前に購入してよかったものをご紹介します。AAA02966_R

レーザー距離計とコンベックス(メジャー・巻き尺)が一体になったものです。

我々建築関係者は現場や見学に訪れた物件で寸法を測る機会が大変多いのですが、そのときレーザーでは測りづらい箇所、コンベックスでは測りづらい箇所がそれぞれ結構あるのです。これさえ持っていけば1台で両方を兼ねるので大変重宝しております。面積や容積なども計算することができます。

広告には色々突っ込みどころがありましたが。。。71sPS5tXyUL._AC_SL1500_

当社物件の内覧のお伴にいかがでしょうか。(さりげない営業活動)

 

おまけ2 おすすめサイト

今「世間に出回る情報量の多さ」は過去の感染症流行時にはなかったものです。頼りの政府や厚労省のサイトは漏れのないように充実しているのですが、その分決して読みやすくはありません。

ただでさえこのSNS時代。「選択的受容理論」(注:自分の先行認知に整合的な情報ばかりを選択的に摂取しようとする傾向のことらしい←色々な言葉を無駄に覚えてしまう今日この頃)で物事を見ることが多くなりがちなので、シンプルに今の状況を知りたいという場合は以下のサイトが便利です。

東洋経済

「新規」と「累計」がワンクリックで切り替えられてとても見やすいです。「東洋経済(さすが経済誌)」のデータ分析・データビジュアル担当の方がまとめておられるようです。東洋経済

 

もうひとつ。「なぜ外出を減らすべきなのか?」 多少(自分くらい)出歩いても大して影響ないのでは?と思ったとき、いろいろな行動パターンを比較したシミュレーションのアニメーションが直感的でわかりやすかったので。

The Washington Post

ワシントンポスト

皆様もおすすめサイトがありましたらぜひご紹介ください!

 

https://grand-jour.jp/

g.o.A.T.