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建物における「構造体」による違い

posted on 2020.05.16

シマダアセットパートナーズでは、戸建住宅や投資用賃貸住宅、介護施設、ホテルなど様々な用途の建築を日々つくっています。本日は、建築における「構造体」による違いを書こうと思います。

建築の構造には、木造(W)、鉄骨造(S)、鉄筋コンクリート造(RC)と主に3種類あります。(鉄骨造には軽量鉄骨と重量鉄骨もありますが、本日は重量鉄骨のみを説明します。)

現在のSAPの物件で説明しますと、カラスヤマテラス(木造)、マツバラハウス(鉄骨造)、現在、建築中の六本木のプロジェクトは(鉄筋コンクリート造)です。

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カラスヤマテラス

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マツバラハウス

六本木テラス

六本木プロジェクト

建築の中でも特に、投資用の物件にとって構造は大きく関わります。それは、構造により耐用年数が違うからです。

耐用年数とは、簡単にいうと「対象資産の使用可能期間」です。対象資産がより長く使用できると法的に認められているということになります。下の図が構造体による法定耐用年数です。*法定耐用年数は、財務省が定めた耐用年数です。

耐用年数表

木造建築物は、建築費の費用が低い傾向にあり法定耐用年数も低いです。法定耐用年数の長い鉄筋コンクリート造は建築費が高くなります。この、法定耐用年数というのは「減価償却」などと密接に関わっています。どの構造がその方の資産形成に役立つかはそれぞれの方の資産背景によって異なりますので一概に耐用年数が長いことがメリットではありません。

耐用年数の長さは「減価償却」に深く関わっています。減価償却とは、価値の高いものを複数年所有していく間に目減りしていく価値を少しずつ計上していく制度です。上記の表では、木造の法定耐用年数は22年です。なので、木造建築物は、22年間にわたり少しずつ減っていく価値を毎年経費として計上することができます。減価償却費を経費とすることで、節税を可能にします。以下は減価償却のイメージです。

げんかしょう

 

このように、耐用年数と減価償却は表裏一体の関係になっているため投資方針によって選ばれ方も変わってきます。そもそも耐用年数とは税務上の計算を可能にするために設定している期間です。実際は、建築などの構造物は耐用年数以上使用されることがほとんどです。それぞれの構造体における最古の構造物を以下にまとめてみました。

建物ごとの耐用年数

技術の進歩などによってそれぞれの構造体が生まれてきた時期はもちろん違うのですが、日本の法隆寺は1000年以上も建ち続けています。どんなに耐用年数の長い構造体のものでも物質である以上いつかは朽ちてしまいます。しかし、メンテナンスをすることで耐用年数をはるかに超える期間建ち続けることも可能です。法定耐用年数などは制度上大事なことです。しかし、それだけに捕らわれず適切な構造や建築をつくることが大事だと思います。

SAPではこのようにどんな構造体でも長年愛され続ける建物を今後もつくっていきたいです。

くま